Interview
文系だからこそできる、
エンジニアの働き方がある

自分らしさを大切に。
個人の裁量をもって働ける環境

私の所属している部署は、電通総研の開発プラットフォーム『iPLAss』をはじめとするローコード開発技術を活用し、数名~十数名程度のメンバーで組成されるアジャイル開発型プロジェクトが多いことが特徴です。私自身は、ここ5年ほどは公共系、製造系のお客様向けのSalesforceを活用したWeb開発や保守開発に携わっています。お客様がシステムを利用した際に発生した障害についての問い合わせ対応やデータの分析、さらには追加開発時の見積作成~開発・テスト・リリースまでの一連の工程まで、幅広く取り組んでいます。また、時折他のプロジェクトの開発やテストを引き受けるなど、複数のプロジェクトを兼任することもあります。
仕事は自由度が高く、配属当初からお客様と直接やりとりする機会も多かったため、「内容が正しく伝わっているかな?」と不安や心配になることもありました。経験を重ねた今では、個人の裁量が大きい環境だからこそ、自分の中で予測を立ててやり遂げる達成感にやりがいを感じられています。
お客様との関わり方を学んだ、
上司からの一言

以前、上司から言われた「お客様が何を知りたいのかを考えて、対応や返事をしないといけない」という言葉が記憶に残っています。当時、お客様からのお問い合わせに対して、私なりに良かれと思って様々な情報を加えて返信をしていたのですが、それが余計にお客様を混乱させてしまいました。そんな時、先の上司からのアドバイスから、「お問い合わせ頂いた情報のみで“何に困っているか”を的確に把握することは難しいからこそ、まずは聞かれていることにだけ返信することが大切なんだ」と考えることができました。また、そうすると余裕が生まれてくるので、自然と次に聞かれそうな内容に頭を切り替えることができます。こうした“余計な情報とお客様の知りたい情報の線引き”は、今でも勉強中です。
経験を通じて見つけた、文系だから活かせる強み

大学では「総合管理学」という社会学や経営学の分野を学んでおり、いわゆる文系出身です。そのため、入社前は設計やコーディングのいろはも分かりませんでした。また、理系の同期と比べると、自ら調べる癖や論理的に考える習慣が身に付いていなかったため、最初の1、2年目は学び方自体に苦労した記憶があります。
しかしながら、システム開発の仕事は、開発技術だけでなく文章力やコミュニケーション力も求められる場面も多いため、文系で培ってきた能力がアドバンテージになることもあります。実際に、仕様書で「お客様に伝わりやすい文章を作成できている」とお褒めの言葉をいただくことがあり、エンジニアは文系の強みも活かせる仕事なのだなと感じています。
私のモットーは、「日々を楽しむこと」です。去年より今年を、今年より来年を楽しく過ごすため、良いと思ったことは即日実行し、成長の機会だと思えばトライすることを心掛けています。文系ながらエンジニアの世界に飛び込んだこともその一環です。本当にやりたいことならば、できないよりもできる方が人生が楽しいはず。だからこそ、これを読んでいる文系の学生の皆さんも不安がらずに挑戦してほしいと思います。
1日のスケジュール
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PC起動
テレワーク中心の働き方のため出社は少なめです。朝PCを起動したら業務開始の旨をメンバーにメールで周知します。
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業務開始
メールを確認し保守しているシステムの朝の連携がうまくいっているかをチェックします。
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午前の作業
複数プロジェクトの朝会に参加し、本日の作業の優先度を整理しつつ業務を行います。
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昼休み
13時から会議がある日は自宅で調理しご飯を食べることが多いですが、ない日は外に食べに行ったりします。
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午後の作業
会議が多いので、会議の準備・議事録の作成・会議で決まった内容の設計書&実装反映等を主に作業します。
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業務終了
システムに障害が起きて緊急対応が必要な場合等は残りますが、基本的には18時前後で業務終了します。